寿陵の意味を解説
「寿陵」 (じゅりょう)とは、生きているうちに自分のお墓を建てることを寿陵といいます。寿陵=生前墓となっており古くから3つの徳を招くと言われており・長寿・家内円満・子孫繁栄の徳があるといわれております。寿陵は、中国古来より生きているうちにお墓を建てる事は、長寿となり大変縁起の良いこととされており、いくつかの古文書では寿陵のことを「寿蔵」や「寿堂」と書かれている場合もあります。中国古代の秦の始皇帝や歴代王朝の皇帝は寿陵を建設しており、日本も古くから古墳を建設していますがこれは寿陵となっており聖徳太子をはじめ昭和天皇も寿陵を立てていたことが、日本書紀や徒然草に記されておりエジプトのピラミッドも寿陵として建設されています。
最近では、遺族などに負担をかけないように寿陵をすることが一般的になり生前に建墓するんメリットは
- 予算に応じた自分の好みのお墓を手に入れることができる
- 納得のいくお墓を自分で考えて建てることができる
- お墓を建てるときに家族全員で相談することができる
などのメリットがあるため寿陵をする人が増えてきています。
また最近では墓地の不足の心配から早めにお墓を確保する考えを持っている人が寿陵する場合があり、人気のある墓地や霊園は早くから建てる場所はなくなってくるので希望するお墓を持つために寿陵する場合もあります。
寿陵する時の手順としては次の手順が一般的です
- 墓石を選ぶ(値段以外にも墓石の品質なども自分でじっくり選ぶことができる)
- 墓地・霊園を選ぶ(気に入った場所の墓地や霊園を選ぶことができる)
- 墓石に掘る戒名は朱塗りをしてもらう
- 開眼法要(お墓が完成したときは通常開眼法要の儀式を行う)