家紋とは？霊園用語集

「家紋」は、日本では古くからある物でその人の出自となる家系や血統から家柄を表すために用いられているのが「家紋」といわれております。日本以外にも英国では家紋と同じ紋章が貴族間では今でも重要なものとされており紋章官と言われる職業があるほどです。日本では、「家紋」を使う時は現在では冠婚葬祭のときに使われることが多く特に墓石では家紋を入れる家庭が多くあります。

日本では、家紋は明治以降広く普及したものでそれ以前の時代では特に武士が家紋を使うことが多くまたとても大事なものとされていました。これは、明治の時代に苗字帯刀の特権が武士から取り上げられどのような人でも苗字を名乗るようになりそれから墓石に家紋を入れるようになりました。イギリスでの家紋と言われている紋章は結婚するときにそれぞれの家の紋章を組み合わせて紋章官が新しい紋章を作ります。

このように、家紋は墓石に必ずといっていいほど当たり前のように入れるもの、一般的には明治以降に墓石に家紋を入れるようになった、イギリスでは結婚するときに新しい紋章を作る、日本では家紋を新しく作ることはないというような特徴があります。

日本の武士の時代となる以前から家紋はあったが、その人の出自や家柄をあらわすものであり、有名なのが「源平藤橘」という氏から苗字が作られていきました。武士の時代では戦場での敵味方の区別のために家紋を使うことになり俗にいう馬印や旗に家紋を入れていた。明治時代から第二次世界大戦前までは身分規制の廃止により家紋が広く普及して墓石に家紋を入れることが増えた。
第二次世界大戦以降も冠婚葬祭では家紋を用いられるが現在では伝統芸能や老舗では定紋を使うようになった。家紋には・定紋・替紋・通紋などいくつもの派生した家紋がありますが、墓石では「代表紋」といわれる比較的多く使われている家紋を使います。